こんにちは!食べ歩きりんご(Instagram @daizu.lingo)です。
先日、ご近所猫友達のYさんに連れられ、上田映劇というところに連れていってもらいました。
ウエダエーゲキ?なんだい?
と思ったら、映画館のことなんですね。
映画館と言っても、有名なで派手な映画をやってるような感じではなく、シネスイッチ銀座とか東中野のポレポレ座みたいな…そう、「お好きな方にはたまらない」系のちょっと一癖ある映画が多いようです。
さて、わたしは好きな映画を聞かれたら「風とともに去りぬ」「ディズニーの古いやつ(ピノキオ、シンデレラあたり)」新しいところでは「ラ・ラ・ランド」とか~…と答える人間です。
つまり、映画オンチです。
そんな映画オンチが上田映劇という文化施設へ行ったらはたしてどうなるのでしょうか?
実は、せっかちで実際時間ない状態のわたしを気遣い、Yさん、15分の短編映画を選んでくださいました。
「ビーガン・ショートストーリー」という映画です。
ゆるくベジタリアンをしているわたくし。
そんなわたしを気遣い、Yさん、映画選定をしてくださったようです。
「上田映劇」から徒歩1~2分のところにある姉妹館(トラゥム・ライゼ)にて鑑賞しました。
15分のショートなので一人500円とお手頃価格。
平日の午前でしたが、この映画目的や、その他の映画目的のお客さんが数人いました。
「どんなビーガン話なんだろう?15分で伝えてくるビーガンとはなんぞや?」と、思って見ていたら一向にヴィーガンぽさが出てこない。
ラストまで見て、スタッフ紹介が流れてきたときBi Ganとあり、「あ、ビーガンっていう人名だ!ビー・ガンって監督だって!ビーガン違いだ」と気づきました。
映画鑑賞は、そんな感じで終わりました。(映画作者とYさんに失礼にもほどがある)
しかし、そんな映画オンチのわたしが、なかなかどうして、この映劇を満喫してしまったのです。
その理由は映劇本館にありました。
姉妹館は映画とちょっと古本があるのみですが、本館は雑貨やカフェもあると聞きわくわくして行きました。
入館して右手からの様子。
このレトロな内装。そして、販売されている雑貨のセンスの良さ。
古本まで扱っていました。
ちょうど上映中で、映画館の中から音が聞こえてきました。
それに耳を傾けつつ、映画ポスター・パンフを眺めるのも楽しいです。
30分くらいうろうろしてしまいました。
フェアトレードのチョコとか、センスのいいメモ帳とか…ほしいものいっぱい!
贈り物と日用品のセレクトショップ「ムスビ舎」さんのものとのことです。
映画館入って左側からの風景。奥に喫茶店があります。
そして、こちらです。
喫茶店があるんです。その名は「重澤珈琲」さん。
ぱっと見「営業してる?まだオープン前かな?」っていう感じになります。
でも、営業時間内の様子。
お声をかけて入っていくと、営業中とのことなので何か軽く飲もうということになりました。
と、同時にオーナーさん「ここはもう貸し切りです」と言わんばかりにお店のドアを閉めてくださいました!
衝撃!いいの?いいの?とこっちが不安になりますが、この空間を大事にしてほしいというご配慮のようです。
Yさんは「コーヒー橙」650円をオーダー。
わたしは「ハーブティー」650円と「トースト」300円をオーダーしました。
ほかには
・タイプの異なるコーヒー
・焼き菓子
・紅茶
・フルーツジュース
などがありました。
ちゃんとした食事はできないけれど、軽くおやつを楽しむお店のようです。
コーヒーの良い香りが漂います。
トーストはちゃんと、火の上の網で焼かれており、こちらもまた香ばしい香りが店内に広がります。
オーダーしたものとお店の様子は、こんな感じ。
トーストにはジャム、というかりんごのコンポートがつきます。
通常トーストのパンは「木村製パン」のものをお使いのようですが、現在入荷できないそうで、岩手のパンやさんからお取り寄せされているそうです!
ハーブティーはルイボスティーベースでレモングラスと柑橘が香りました。
ちなみに最初に出てくるお水は飲み頃のお白湯でした。
冷えが気になるお年頃なのでうれしいです!
コンクリートと木の調和した空間。
小窓から差し込む柔らかい光。
コーヒーとハーブティーから湯気が立ち上っている様子、おわかりでしょうか?
それがまた一層やすらぎを感じます。
まるで外国の旅先にいるみたい。異空間です。
さて、みなさん、「なんでこんなに語るのに写真がないんだい?」と思われたのではないでしょうか?
そうなんです、実はこのお店、写真撮影は1人1枚のみ。
他のお客様への配慮とのことですが、やっぱり空間を大事にしてほしい思いがあるからなのかな、と勝手に思いました。
写真撮影が完了してもまだ撮りたいものはたくさん。中でもコーヒーミルは、まるで古典映画に出てくるようなクラシカルで重厚なミルで、撮影したい気持ちを頑張って抑えてました(笑)
お話をうかがうと19世紀くらいの富裕層向けに販売されていたものだそうで、状態が良いものはこのお店のように今も使えるそうですが、貴重なものなのだとか。
残念ながら写真はないので、コーヒーミル、その他メニュー詳細やお店の様子が気になる方はぜひ、お店でご覧ください。
わたし、気になってまた今度ミル撮影のために行きたいくらいです(笑)
長野市のクラシカルな映画館と言えば相生座ですが、上田市にも相生座に負けないくらい(もしかして喫茶店や雑貨がある分、より楽しめたかも^^;)魅力のある映画館と喫茶店でした。
文化人の血をひくYさん。
帰りに映画の感想を聞いたら「あれはオズの魔法使いの要素があるのではないか」ということを話されていて、その視点の鋭さにわたしとは違う世界の人だなと思いました!なんか、こんなんでごめんねー!
毎日、パソコン作業と育児しかしてない人間ですが、久々に時間と雑事を忘れて旅気分で楽しめる場所でした。
映画を見ることはなかなか難しくても、雑貨散策や喫茶店だけでもまたうかがいたいです!
【お店紹介】
■上田映劇
長野県上田市中央2-12-30
営業時間/9:00~22:00
定休日/年末年始・点検日(インスタに情報あり)
TEL/0268-22-0269
※提携駐車場は「海野町パーク」ですが、特別会員の方のみ映画1回鑑賞につき「海野町パーク1時間無料サービス券」がもらえます
■重澤珈琲
長野県上田市中央2-12-30(上田映劇内)
営業時間/10:00~18:00(土日は朝8時からオープン!)
定休日/月曜
TEL/なし